顎ニキビの原因はホルモンバランスの乱れと肌のバリア機能の低下

ポツッとたった一つでも、朝起きて鏡を見た時にその日一日が憂鬱になるのが、顎ニキビです。

顎ニキビは思春期にできるニキビとは異なり、大人になってからできやすい大人ニキビの一つです。そのため、思春期のニキビとは違う原因でできています。

顎ニキビができる6つの原因と、顎ニキビができやすい時期や環境についてご説明します。

体の内側と外側にある6つの原因

思春期のニキビは、皮脂腺が活発に働くことで皮脂が過剰分泌されることで、毛穴が詰まりやすくなるために起こります。そのため、皮脂腺が発達するおでこ・鼻・顎にニキビが集中してできます。

ですが、大人になるとおでこや鼻にはあまりニキビが出来ないのに、顎にニキビができることが多くなります。

皮脂腺の影響であれば、思春期の頃と同じようにおでこや鼻にもニキビができるはずです。おでこや鼻にはあまり大人ニキビができないのは、皮脂腺の影響とは異なる原因があるためです。

生理周期やストレスなどによるホルモンバランスの乱れ

男性は口周りや顎周りにヒゲが生えてきますが、女性もときおり顎や口周りにヒゲのような硬く太い毛が生えることがありますよね。

この辺りは男性ホルモンの影響を受けやすい部分で、もともと男性ホルモンの分泌量が多い男性は、ヒゲが生えやすくなっています。

生理周期やストレスなどでホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンの分泌が活発になると女性でも男性と同じようにヒゲが生えてくることがあります。

ヒゲだけではなく、皮膚も女性に比べて男性の方が硬く感じますが、これは角質が厚いためです。ホルモンバランスが乱れていると顎のラインがゴアゴアするように感じることがありますよね。

角質が厚くなると、毛穴に皮脂が詰まりやすくなります。もともと皮脂腺の働きが活発な顎のラインの毛穴がさらに詰まりやすくなり、顎ニキビができやすくなります。

鼻やおでこは、男性ホルモンの影響を受けにくいため、ホルモンバランスが崩れても思春期の頃のようにニキビができることは少なくなります。

ストレスは皮脂の量を増やしニキビを作る

ストレスはホルモンバランスを乱すことで顎ニキビの原因の一つとなりますが、同時に顎ニキビの直接の原因となる皮脂の分泌量を増やす働きもあります。

ストレスを感じると、生理周期に関係なく、男性ホルモンが活性化してしまいます。

女性よりも男性の方が顔が脂っぽいのは、女性ホルモンよりも男性ホルモンの方が優位に分泌されているためです。

皮脂の分泌を促す食事と必要なビタミンの不足

ニキビができる直接の原因と言われているのが皮脂の分泌量が増えてしまい、毛穴を詰まらせることです。

  • 脂質が多い食事
  • カフェインが含まれる飲み物や食べ物

これらは皮脂の分泌を促す働きがあるため、顎ニキビができやすくなってしまいます。

アルコールの摂り過ぎも、お肌のターンオーバーを乱す原因となり、角質を厚くしてしまい皮脂が詰まりやすくなる原因となります。

お肌のターンオーバーを促すビタミンAや抗酸化作用を持つビタミンC・ビタミンE、さらに皮脂の分泌を抑制するビタミンB2・ビタミンB6などのビタミン類の不足も、顎ニキビの原因となります。

関連記事:「食べもので顎ニキビを改善。皮脂の分泌を促進するものは減らそう」

便秘がちな人は腸内環境の悪さも原因になる

便秘になるとニキビが増える方も多いですよね。腸に老廃物が溜まると腸内環境が悪化し、本来体が吸収できる栄養素が、うまく吸収されなくなるためです。

先ほどご紹介したお肌のターンオーバーに必要なビタミンや皮脂の分泌を抑制するビタミンなども吸収されないため、結果的に必要な栄養素が不足する事態となります。

栄養を運ぶための血液も、便秘が原因で流れが悪くなってしまいます。栄養の吸収が悪いだけではなく、栄養も運ばれにくくなるため、ニキビができる原因となります。

お肌のターンオーバーを乱す不規則な生活習慣

不規則な生活習慣を繰り返していると、気が付くとお肌の状態が悪くなっていることがあります。これはお肌のターンオーバーの乱れのためです。

成長ホルモンと呼ばれる新しい細胞を生み出すことを促す物質が分泌されにくくなるため、お肌の生まれ変わりの機能が低下します。

新しい肌細胞を生み出し、古い細胞を少しずつ押し出してやがて角質として排出する働きが乱れると、古い角質がいつまでも肌の表面に残ります。

結果として角質の肥厚が起こり、厚い角層が毛穴をふさぎ、ニキビができやすくなります。

過度や間違えたスキンケアによる肌環境の悪化

ニキビができると、皮脂が多いから、アクネ菌などの原因菌が多いから。といったことを考えて、洗顔に力を入れる方が多くなります。

洗顔のし過ぎはお肌のバリア機能を低下させます。かえってアクネ菌などの細菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。

また、洗顔料が肌に残ってしまったり、過剰なスキンケアで塗ったクリームが毛穴にフタをしてしまい、毛穴が皮脂を貯めこむ原因になってしまうケースもあります。

お肌に栄養分を与えすぎることも、顎ニキビの原因となります。

ブッフェでお腹いっぱいになったところに、さらにご飯をどうぞと言われてもそれ以上は食べられませんよね?

食べきれなかった食事がテーブルの上に残るように、吸収できなかった栄養が、お肌の上に残り、これらがニキビの原因となります。

顎ニキビができやすい時期と環境

顎ニキビができる原因が分かったとしても、同じような生活を繰り返しているだけなのに、顎ニキビができる時期とできない時期があります。

日ごろ暮らしている環境でも、顎ニキビができやすい状況が出てきます。

冬は顎ニキビができやすい時期。原因は乾燥と寒暖差

汗をかきやすい夏の方がニキビはできやすいと感じる方も多くいますが、冬の方が顎ニキビはできやすい時期です。

冬は空気が乾燥することで肌のバリア機能が低下します。バリア機能が低下した肌は、外部からの刺激に弱くなります。

ニキビの原因菌となるアクネ菌から肌を守る機能も低下し、ニキビができやすくなります。

冬は室内と屋外の気温の差も激しい時期となります。この寒暖差もお肌のバリア機能が低下する原因の一つです。

花粉シーズンはマスクによる摩擦も原因に

花粉が飛散するシーズンになると、多くの人が一日中マスクをかけて生活をしています。マスクはちょうど顎のラインのお肌と擦れてしまいます。

マスクだけではなく、ストールやタートルネックのシャツなども、ちょうど顎のラインのあたりのお肌と擦れやすくなります。

擦れることでやはりお肌のバリア機能は低下してしまいます。

できるだけ柔らかい素材、肌触りが良い素材のものを利用したり着用する工夫が必要です。

夏の隠れ乾燥に注意

高温多湿の環境にある日本の夏は、どちらかといえばお肌は潤っていると感じる方も多いようですが、エアコンの影響で乾燥した室内に長時間過ごすことでお肌が乾燥気味な方も多くいます。

なんとなくいつも脂っぽさを感じるという方は、隠れ乾燥と言って、本来お肌がとても乾燥しているために、皮脂の過剰分泌が起こっている可能性があります。

この状態でしっかり洗顔やさっぱりタイプのスキンケアを行うと、より乾燥が進んでしまいますし、皮脂の過剰分泌に拍車がかかり、顎ニキビができやすくなります。

冷えも顎ニキビを生みやすい

冷えが起こると、血行不良やリンパの詰まりなどが起こります。必要な栄養素がしっかりと供給されないため、代謝が下がってしまいます。

お肌の細胞を生み出すための栄養も不足するため、ターンオーバーも乱れ、お肌の表面の角質が肥厚していきます。

便秘と同じように、冷えも顎ニキビの原因となります。

冬の寒い時期や、夏のエアコンの環境下など、冷えを感じる方は注意が必要です。

期末や半年決算など忙しい時期も要注意

3月、9月、12月といった時期は、一般的な企業では期末や半年決算といった時期や、年末に当たるため、仕事をしている方なら非常に忙しい時期です。

睡眠不足になりやすく、食事も時間通りに摂れない方も多いですよね。

さらにこの前後は飲み会が続くことも多くあります。女性でも会社で働いている方なら、打ち上げや決起大会、忘年会や新年会などでお酒の席に出席することも増えます。

このような忙しい時期は生活習慣が乱れ、栄養バランスなども乱れやすくなります。ストレスを強く感じることも多いため、顎ニキビが出来る要素が増えてしまいますので要注意の時期です。

顎ニキビ予防には原因を少しでも減らすことが大事

顎ニキビの原因を知ることで、対策を考えられるようになってきますよね。

朝起きてがっかりという一日を過ごさないためにも、顎ニキビの原因を少しでも減らし、きれいなフェイスラインを保ち続けられるようにしましょう。

コメントする