老化によるクマの原因。目の下のクマはエイジングサインかも…

クマができている女性

「目の下のくま」と一言で言っても、実はクマには種類があり、原因もそれぞれで異なります。

何か特定の原因によってクマが出来るというわけではなく、様々な原因が組み合わさることで、目元の老化現象の一つであるクマが顕著になります。

では、目のクマが現れるのにはどのような原因があるのでしょうか。クマが出来るメカニズムと合わせて見ていきましょう。

クマにつながる原因が当てはまるかチェック!

クマの中には、骨格などの遺伝的要素や睡眠不足など、老化とあまり関係がなさそうなものも含まれています。

しかし、間接的に加齢によってそれらの要素がクマにつながるのを助けてしまっていることもあります。

  • 骨格などの遺伝的要因
  • 睡眠の乱れ
  • 疲れやストレス
  • 肌のたるみ
  • 色素沈着
  • 体調不良

では、これらの具体的な原因をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

骨格などの遺伝的要因

ほとんどの方の場合、しっかりと睡眠をとったりケアを十分にしていくことでクマを撃退することが出来ますが、顔の作りなど先天的要素によってクマが出来やすい人も残念ながらいらっしゃいます。

クマが出来やすい、目立ちやすい人の特徴は以下の通りです。

  • 黒目の下から頬の中央にかけての部分が低い
  • 頬が目よりも低い
  • 目が大きい
  • 目の周りの骨が飛び出している
  • 目の周りの皮膚が極端に薄い
  • 眼窩脂肪(眼球を支えるクッションの役目の脂肪)が多い など

このような特徴は生まれながらに持つものですし、骨格など顔を作る要素そのものをホームケアで変えることはなかなか難しいでしょう。

しかし、なるべく目立たないように対策していったり、専門機関の治療を受けて改善していくことは可能です。

寝不足、寝すぎなどの睡眠の乱れ

睡眠不足になったり、寝すぎたりして睡眠時間に乱れが生じると、血液の循環が滞りがちになる事があります。

そして、目の周りには多数の毛細血管が通っており、そこで血行不良が生じると目の周りの薄い皮膚から血管が浮き出て見えます。

これが寝不足によるクマの正体で、青クマと呼ばれるものです。

他にも、シンデレラタイムと呼ばれる深夜から明け方にかけての時間帯に眠っていない生活を続けると、肌のターンオーバーを促すことが出来なくなり、肌の新陳代謝が滞って色素沈着によるクマ(茶クマ)の遠因となります。

睡眠の乱れが続くと、1日の疲れをリセットできなかったり、ストレスがかかったり、体にとって良い事は何もありません。

クマ予防と対策のためにも規則正しく夜にはまとまって睡眠をとる生活を心がけると良いでしょう。

眼精疲労などの疲れとストレス

私たちの目はまばたきをしたり物を見るために絶えず動いており、目の周りの筋肉を使い続けています。

昨今ではスマホやパソコンを長時間使う生活スタイルの人も増えて、より目に負担をかけるようになってきました。

また、精神的なストレスによって瞬きの回数に影響が出て眼精疲労が増長したり、睡眠不足を招く人もいるようです。

目の疲労や精神的なストレスは、そのままにしておくと目の周りの血行不良を招くこともありますし、目の周りだけでなく目そのものの老化を加速させてしまう可能性があります。

血行不良は先述のようにクマの大きな原因です。それを招く眼精疲労は、十分な睡眠をとったり、目を酷使した後は一定時間目を休ませるなどしてアフターケアを怠らないようにしましょう。

目の周りのたるみやしわ

目の周囲を取り囲んで瞬きやピント合わせを行っている眼輪筋と呼ばれる筋肉や目の靭帯は、加齢とともに衰えていくため、眼球を支えるクッション状の眼窩脂肪が前面に出てきて目の下に影を作ってしまいます。

これが老化によるクマ(黒クマ・加齢型クマ)の正体です。

さらに、目の周りの皮膚そのものも薄くなるので、元々極薄で乾燥しやすい目元がさらにデリケートになり、肌のハリをもたらすヒアルロン酸やコラーゲンが減少し、小じわやたるみを生じさせてしまいます。

脂肪が前面に出ている上に小じわやたるみが重なると、より深刻な老け顔らしいクマが顔に現れてしまうのです。

また、このクマと同時に先述の他の原因によるクマが重なってさらにクマが目立つこともあります。

色素沈着

目の周りの皮膚でメラニンによる色素沈着が生じ、茶色や黄色っぽいくすみが目の周囲に集中してクマが出来てしまうことがあります。

色素沈着が起こってしまうのは、紫外線からのダメージがリセットされていなかったり、クレンジングや眼を擦るなどの摩擦、お肌に合わない化粧品やメイクによるダメージなどで刺激によってメラニン色素が増えてしまうことが関係しています。

ダメージは加齢とともにどんどん蓄積されていく上、メラニン色素をリセットする肌のターンオーバー機能は衰えていくため、年齢が上がるほど色素沈着のクマは現れやすくなります。

様々な要因が目の周りに刺激を与えて、メラニン色素が増えてしまうことが茶クマの原因となります。

体調不良によるもの

目の下のくまの中には病気が隠れていることもあります。クマが症状として考えられる病気について見ていきましょう。

鉄欠乏性貧血

赤血球内にあるヘモグロビンを作るためには鉄分が不可欠にもかかわらず、血液中の鉄分が不足することによって起こる貧血です。

鉄欠乏性貧血になると血行が悪くなり、赤黒い色をした還元ヘモグロビンが血液中に停滞するため、目の下の毛細血管が透けてくまが出来ます。

バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

喉にある甲状腺で作られる甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまう病気で、主な症状の一つである眼球の突出により目の下にたるみが出来、クマが現れることがあります。

眼球の突出は、眼窩脂肪や眼輪筋がホルモン分泌の異常によって炎症を起こして腫れ、目の中の眼窩圧力が高まって眼球が前にせり出してくることで生じます。

眼球とともにその下にある眼窩脂肪もせり出して来るため、たるみが出来るのです。

バセドウ病の症状はクマ以外にも、甲状腺が腫れて大きくなってしまう甲状腺腫や、頻脈、多汗、手指の震え、倦怠感、体重の減少などがあります。

肝機能、腎機能の低下

肝臓と腎臓には、老廃物を排除したり解毒したりして血液を綺麗にする役割がありますが、その機能が低下すると血液が浄化されにくく血流が滞り、クマが出来ます。

アルコールや甘味の摂りすぎ、過労などによって臓器が疲れている時もこのような状態に陥りやすいと考えられます。

うつ病や自律神経の異常

うつ病になると両目と口の周りが青白くなる特徴がありますが、これは自律神経の異常によって、目の周りにうまく血液が送れなくなっているからです。

うつ病でなくても、自律神経の異常が生じて目の周りや全身に血行不良が生じると、クマが出来やすくなります。

アレルギーの皮膚炎

目の周り全体が茶色くくすんでいる場合には、アトピー性皮膚炎や花粉症皮膚炎などの影響によって、目の周りの薄い皮膚が炎症を起こして色素沈着が起こっている可能性があります。

目の周りが痒くなることもありますが、刺激を避けるためにこすらないように気を付けて、専門的なお薬で治療をすることが大切です。

クマの原因を知って適切な対処法を見つけよう

くまと一言でいっても様々な種類があるので、自分が悩んでいるのはどんなくまなのか、どのような原因が自分の生活に当てはまるのかを確認してみましょう。

クマの色によって原因を判別することもできますが、複数の原因による別タイプのクマが混在しているとその判断は難しいため、原因から自分のクマのタイプを特定するのもおすすめです。

関連記事:クマは何種類もある!代表的なクマの種類別の特徴と原因

また、体調不良によるクマは医療機関で根本的に病気の治療を優先させるべきケースもありますので、当てはまるものがあれば早めに受診するようにしてください。

クマの原因を知ることで、スムーズに解決策を見つけられるように願っています。

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