工業的アプローチと、工芸的アプローチ。

今また、ウェブ制作は2極化している。
工業的アプローチ(利益追求型)
AIやノーコードツールを活用し「効率性」や「普遍性」を重視した工業的なウェブ制作。ユーザー体験、パフォーマンス、効率性、アクセシビリティ、スケーラビリティなどを重視。
工芸的アプローチ(採算度返し型)
個性や表現「ウェブのアート性」を重視した工芸的なウェブ制作。独自性、美的表現、ブランドのアイデンティティへの貢献、感情的なインパクト、アートとしての価値など、主観的な要素を重視。
「今回のプロジェクトはどっちで行くのか。」を常に確認し問う。
この2つのアプローチの選定基準
- ビジネス・ブランド戦略に応じた選択
- ターゲット層の違い
- コストとリターンのバランス
一般的にはこの2つを組み合わせたハイブリッド型になるが中途半端なものに仕上がることが多い。
- とりあえずこの動きつけました。
- とりあえずやってみました。等
=結局どちらのアプローチも十分に実現できない故に、中途半端なクオリティになってしまう。
でも、デザイナーだったら工芸的でしょ?
私は思う。

辻 元気
「でも、デザイナーだったら工芸的アプローチでしょ?」って。
採算度返しで、自分が納得できるもの、お客様の役に立つものを作りたい!!
って。
同じハイブリッド型でも、どちらかというと工芸的アプローチの比率を高くして、自分の個性を表現したいって。
お金を稼ぐっていうのは一旦置いといて…。
採算度返しで、自分が納得できるもの、お客様の役に立つものを作りたい!!
って。
同じハイブリッド型でも、どちらかというと工芸的アプローチの比率を高くして、自分の個性を表現したいって。
お金を稼ぐっていうのは一旦置いといて…。
いつもこの2つの間を彷徨っっている、戦っている感覚にあります。
昔はこんなのがありました
昔の例で言うと、HTMLとFlashという2極化がありました。
結果的にFlashはモバイルフレンドリーやアクセシビリティの問題、パフォーマンスの制約から廃れました。
その代わりにHTML自体がHTMLタグと、JavaScript、WebGLの力を活用して同じような表現ができるようになりました。
この2極化もいつの日か、合体するんだろうか?
WEBは生き物なので常に進化しています。
おそらくAIなどが進化し、工芸分野にも進出してくるでしょう。現に盛んに生成AIを活用して芸術作品が生み出されています。この工業と工芸が上手に合致した途端に素晴らしいものがポンポンできるのではないか?
はたまた、合体はせずに互いの道を進む可能性もあります。
すごく未来が楽しみに思える、funtechのHASHIMOTOさん記事から派生した妄想でした。

辻 元気
ちなみに私は工芸的アプローチが好きです。
私が目標とするその土地の「地域デザイン」「土着デザイン」に思想がマッチングしていると思っています。
私が目標とするその土地の「地域デザイン」「土着デザイン」に思想がマッチングしていると思っています。
おしまい。
https://x.com/tkm_hmng8/status/1900132196738097557