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声で印象が決まる!ミンチかステーキか、あなたの話し方はどっち?

辻 元気
最近、聞き方の本ばかり読んでいたので逆側の伝え方の本を読みたいと思っていました。
そんな折、Amazon言語聴覚療法学ランキング1位の本:墨屋那津子著・あなたの話が「伝わらない」のは声のせいを購入し読みました。内容はどれでも「あぁ、なるほど」と感銘を受けるものでした。
今回はこちらの素晴らしい本を紹介したいと思います。那津子さん、ありがとう。

著者:墨屋 那津子さん アナウンサー(元NHK)/ キャリアカウンセラー

NHK「おはよう日本」や「ニュースウオッチ9」などで活躍したアナウンサー。30年以上の経験を活かし、声の力で「伝わる話し方」を実現する「スミヤメソッド」を確立。自分本来の声を引き出し、人生を好転させるサポートを提供しています。
墨屋那津子公式ホームページ

伝え方など数多ある本の中で「声」特化した本は珍しい

みなさん、人に何かを伝えるとき、どの方法を使っていますか?
LINEやメール、手紙、電話など、伝え方にはたくさんの手段がありますよね。

この本『あなたの話が「伝わらない」のは声のせい』は、そんな「伝え方」において、普段見落としがちな「声」に焦点を当てた一冊です。
自分の声を意識することで、話し方が劇的に変わり、伝わりやすくなるのです。
もし、話しているつもりでも相手にうまく伝わらない、重要なプレゼンが控えている、早口になりがち、相槌を打っているのに「本当に聞いてる?」と心配されたことがあるなら、この本があなたの助けになるかもしれませんよ?

自分の声が世界一素敵なの?そうは思ってなかったけど、読み進めるとそう思えてきた。

本の冒頭にこういう見出しがある。「あなたの声は世界一の“いい声”です」と。

なんで最初からそんな褒めるんですか〜?と半信半疑で最後まで読み進めて、またこの章に戻る。すると、自然と自信がついてきていて「あぁ、まぁ、俺の声素敵…かな!」なんて思うわけ。

すでに自分が持っている「声」を武器にするのも、しないのも。自分の磨き方次第なんだと思わせる本です。
もちろん、その磨き方こそがこの本の最大の訴求ポイント「スミヤメソッド」なんですね。

お母さんが電話に出る時だけ声色が変わるの、な〜ぜな〜ぜ?

私の例で言うと…お母さん。誰かと電話で喋っている時に、ワントーン、ツートーン声が高くなる。
「え、あなた誰ですか?」「そんな声出るんですか?」と驚いたことがある。

その原因は、いつものコミュニケーションで使っている地声ではなく、シーンによって声を使い分けているから、違和感を感じていたんです。

そういった過去の経験からくる勝手な思い込みで、誰かに伝えるときは明るい声・ポジティブな声=ワントーンあげて喋ると思い込んでいました。しかし、実際には自分の本当の声が実は信頼されて「伝わる声」だなんて、想像もしなかった。

これはプライベートはもちろん、仕事でもバリバリ使える技法ですよね。

ミンチかステーキか、あなたの話し方はどっち?

この本で私が「あ、なるほど、そんなこと考えもしなかった」と思ったお話があります。
それは話し方には「ミンチ」そして「ステーキ」があるそうです。

何それ?と思うでしょう。
本で学んだことを軽く説明すると、話し方には2種類あるそうです。
同じ長さの文言でも話し方によって「話長い!要点がわからない!なんかいっぱい喋ってるな〜」という印象を与えてしまうそうです。

それが「ミンチ状」のバラバラとした話し方、
そして伝わりやすいのは「ステーキ状」にまとまった話し方だそうです。

辻 元気
〜ミンチ状の話し方〜
今日は、
外が晴れています。
私は、
朝起きて、
ご飯を食べて、
歯を磨いて、
出勤、
しました。
辻 元気
〜ステーキ状の話し方〜
今日は外が晴れています。
私は朝起きてご飯を食べて、歯を磨いて出勤しました。

実際に声に出してみるとわかりますが、ミンチ状の話し方の場合だと、同じ内容の文言でも、なんかたくさんの事柄を喋っているような感覚に陥り、時間も長く感じ、結果として「伝わらない」になってしまいます。

一方で息継ぎが少なく一見すると「あれ、これ伝わりにくいんじゃ?」と思えるステーキ状の話し方の方が、実は「伝わる」話し方だったなんて…。

これに巡り会えただけでも「あぁ、この本買ってよかった」「新しいお守りができた」と思えました。
つまり、何を言うかよりも、どう言うかですね。

まとめ

墨屋 那津子さんの著書『あなたの話が「伝わらない」のは声のせい』を紹介しました。
声の力を活かした「伝わる話し方」を実現する「スミヤメソッド」を提唱するこの本は、ただの話し方のテクニックにとどまらず、自分の本来の声を最大限に活用する方法を教えてくれます。

墨屋さんはNHKでの長年の経験を活かし、誰でも実践できる声の出し方を伝授しています。特に「声は世界一素敵なものだ」というメッセージには驚き、最初は半信半疑でも読み進めるうちに自然と自信が湧いてきました。この本を通じて、声をどう活かすか次第で、自分の印象や伝え方が大きく変わることに気づきました。

また、話し方における「ミンチ」と「ステーキ」という表現に感銘を受けました。ミンチ状の話し方は、バラバラで伝わりにくい印象を与え、ステーキ状の話し方は要点がまとまり、相手に伝わりやすいということが具体例を交えて説明されています。これを実践することで、伝える力が格段にアップすることが実感できました。

この本を読んで、自分の声をもっと大切にし、話し方を意識的に変えることで、日常生活や仕事でも大きな変化が起きることを確信しました。

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