Back to Index

#2 笑顔とジェスチャーでつながる。オンラインでも感じる「ノンバーバルの力」

辻 元気
こんにちは、栃木県にあるデザイン制作会社・株式会社アールイーデザインの辻元気(ツジゲンキ)です。
前回の記事では、ビジネスにおける「言語化の力」について語りました。言葉を使って自分の考えや感情を伝えることがコミュニケーションにおいていかに重要かを見てきました。
今回は、対面だけではなく、オンラインミーティングでのコミュニケーションにも欠かせない「ノンバーバルコミュニケーション」について考えてみたいと思います。オンラインでのやり取りでも、言葉だけでは伝わらない部分がたくさんあります。むしろ、言葉以上に伝わるものがあるのがノンバーバルコミュニケーションの強さです。

ノンバーバルコミュニケーションとは?

ノンバーバルコミュニケーションとは、言葉以外の方法で情報を伝えるコミュニケーションの手段を指します。対面であれば、目線、表情、ジェスチャー、姿勢などがそれにあたります。これらはすべて、言葉にしなくても相手に伝えたい意図や感情を表現する手段となり、非常に強力なコミュニケーションツールとなります。

オンラインミーティングの場面でも、これらの要素は無視できません。パソコンの画面越しでも、私たちは相手の表情やジェスチャー、反応の早さなどから意図を読み取っているものです。言葉だけでなく、これらの「見えない」部分が私たちのコミュニケーションを豊かにしているのです。

オンラインで活用するノンバーバルコミュニケーション

では、具体的にオンラインミーティングでどのようにノンバーバルコミュニケーションを活用できるのでしょうか?いくつかのポイントを挙げてみます。

  1. 目線の使い方
    オンラインで最も重要なのは、カメラを意識することです。カメラを見ながら話すことで、相手に「自分はここにいる」という存在感を伝えられます。これは対面のときに目を見て話すことと同じように、相手に安心感や信頼感を与える行動です。逆に、カメラを見ないで画面を見ていると、相手には「無関心」や「注意を払っていない」という印象を与えてしまいます。
  2. 表情の使い方
    画面越しでも、表情はとても重要です。微笑んだり、うなずいたりすることで、言葉では伝えきれない感情や共感を表現できます。また、相手の話に対する反応を示すことで、「聞いている」「理解している」といったフィードバックを素早く返すことができます。表情の使い方ひとつで、相手との距離感や信頼感が大きく変わることもあります。
  3. ジェスチャーや手の動き
    特にアイデアや意見を伝えるとき、ジェスチャーや手の動きを使うことで、言葉だけでは伝わりきれない部分を補完できます。オンラインでも、手を使って思いを強調したり、視覚的に理解を深めさせることが可能です。また、ボディランゲージが豊かなことで、話す内容がより魅力的に伝わることもあります。
  4. 声のトーン
    言葉と一緒に、声のトーンや抑揚も重要です。声のトーンで感情を伝えることができますし、スピードやリズムによって相手に興奮や落ち着きを伝えることができます。オンラインでは特に、言葉だけでなく「どう話すか」がポイントになります。抑揚を意識し、単調にならないよう心がけましょう。
    でも、ちょっと待って!逆のことを言いますが、声のトーンは本当に変える必要はあるのか?を考えましょう。そのために最適な記事「声で印象が決まる!ミンチかステーキか、あなたの話し方はどっち?」を用意しました。
  5. 画面越しの空気感
    オンラインミーティングでも、相手の反応の速さや、カメラを見ているかどうか、あるいは沈黙をどう感じ取るかなど、空気感を感じ取ることはできます。これらの微妙な変化から、相手が何を思っているのか、どう感じているのかを探ることができます。

オンラインコミュニケーションにおける注意点

オンラインでのノンバーバルコミュニケーションには注意点もあります。例えば、カメラの画質やネットワークの状況によって、相手の表情やジェスチャーが見えにくくなることがあります。そうした場合でも、意図的に明確なジェスチャーや表情を見せるようにすることで、相手に伝わりやすくすることができます。また、マイクの音質も重要で、相手の声がクリアに聞こえることで、よりスムーズなコミュニケーションが可能になります。

言葉だけでは伝わらないもの

言葉だけでは伝わらないものが、ノンバーバルコミュニケーションには詰まっています。特にオンラインの環境では、いかに画面越しでも「生身の感情」を伝えるかが鍵となります。言葉を交わすことも大切ですが、それ以上に相手の反応を見逃さず、どんな小さなサインにも気を配ることが、豊かなコミュニケーションを生むのです。

辻 元気
オンラインコミュニケーションの場でも、言葉だけではなく、目線、表情、ジェスチャー、声のトーン、空気感といったノンバーバルの力を活かすことが、相手との距離を縮め、より効果的なコミュニケーションを生み出します。これらの要素を意識することで、より豊かで深い会話が可能になるでしょう。
今後、ますますオンラインでのやり取りが増える中で、言葉以外のコミュニケーション手段を磨くことが、ビジネスや日常のあらゆるシーンで重要になってくると思います。

Contact us

ホームページやインターネット広告などに関するご相談、
ご質問などお気軽にお問い合わせください。
お見積りやご相談はすべて無料で承ります。

Tel:0287-69-6283(9:00-18:00 土日祝祭日を除く)