看板も“おしゃれは足元から”

はじまりは、「気持ち悪いなあ」から
看板の支柱、そしてその足元に敷かれた白い石。
毎日見てはいるのに、なんとなく視界の端に置いたままになっていた場所でした。
ある日、上司から「ここ、石を敷いてきれいにしようか」と声をかけられて、
正直「あ、やっぱり言われたか」と思いました。
でも実は、ずっと心のどこかで「なんか汚いなあ」と気になっていた場所。
どうせやるなら、気持ちよく、ちゃんと整えたい。
そんな気持ちから、今回の小さなリニューアルが始まりました。

地に足をつけて
まずは地盤からということで、既存の石を全て撤去し、ある程度整地しました。
その上で、防草シートを再度貼り直し、草を遮ります。
黒く、まっすぐに。支柱の塗り直し
看板を支える2本の足。
これまでの塗装面を丁寧にヤスリがけし、同じマッドブラックで再塗装。
仕上がりは驚くほど凛として、まるで看板自体が姿勢を正したかのよう。
“見えないけど支えている部分”が整うと、全体の印象まで変わる気がします。
マッドブラックって実はムラになりやすく難しいんです。
でも、大丈夫。プラモデルで塗装テクニックを鍛えてきた甲斐がありました。
ようやくココで無駄な技術を使えましたね。

白って50kgあんねん。
足元の白い玉砂利も、長年の風雨で少しずつ沈下、変色していきました。
石の白さは、どこかリセットされたような清々しさを感じさせてくれます。
とりあえず50kg買ってきて、これで足りでしょう!と思ってました。
しかし、世の中そんなに甘くありません。
50kgでは到底足りないのです。
ん〜、シマウマ?まだら模様でなんか気持ち悪いね。

白って100kgあんねん。
さて、もう50kg分追加です。
合計100kg分の石を敷き詰めて、足元がふたたび明るく、清潔に。

小さな手入れが、会社の姿勢を映す
ロゴやコピーだけでなく、「どう在りたいか」は、こんな小さな場所にもにじみ出るもの。
派手ではないけれど、こうした小さなの整備こそ、会社の誠実さを表すのかもしれません。
令和7年度看板下砂利入替工事、竣工。


辻 元気
今回の整備で、看板まわりはほんの少しだけ生まれ変わりました。
もし近くを通ることがあれば、ちょっとだけ看板の足元にも目を向けてみてください。
そこに込めた、私たちのちいさな“おしゃれ心”が伝わったら嬉しいです。
もし近くを通ることがあれば、ちょっとだけ看板の足元にも目を向けてみてください。
そこに込めた、私たちのちいさな“おしゃれ心”が伝わったら嬉しいです。
辻 元気
普段はなんとなく通り過ぎていた、会社の看板。
でもその「足元」には、日々の積み重ねや、小さな誠実さがあらわれるのかもしれません。
この日は気温22度。数字だけ見れば心地いいはずなのに、外での作業は思ったより汗ばむ暑さでした。
色あせた支柱を塗り直し、白い石を100kg分敷き詰めて。
私たちの“会社の顔”を、もう一度丁寧に整えた、そんな一日のお話です。
本工事では、土木部リーダーの渡辺先生にもお越しいただいて、二人で作業しました。
――これぞ、リアルIT土方。