歩いて、触れて、感じる。五感で巡る十和田市現代美術館の旅

敷地に足を踏み入れると、そこにはまた違う“感覚”が広がっていた。
静けさの中に漂う光と空気。作品と自分の間に「距離」がなくなるような展示。
特に印象に残ったのは、草間彌生の《愛はとこしえ十和田でうたう》。
美術館の前に点在する、水玉模様に包まれたミクストメディアな作品たち。
道を歩く人のすぐそばにあり、誰でもふらりと立ち寄れるこの作品は、
アートが“まちの日常”に溶け込んでいる十和田らしさを象徴しているよう。
彫刻のあいだをそっと歩いていると、いつの間にか景色に溶け込んで、
自分もそっとアートの一部になっているような、そんな気がしました。



他にもたくさんの作品がありました





















辻 元気
通りの向こうに見える巨大な彫刻、通りすがりにふと現れるカラフルな動物たち。
ただ“観る”だけじゃなくて、歩いたり、覗いたり、時には近づいてみたり。
五感を使って味わう作品が多くて、まるで身体ごと美術に包まれている感覚でした。
ただ“観る”だけじゃなくて、歩いたり、覗いたり、時には近づいてみたり。
五感を使って味わう作品が多くて、まるで身体ごと美術に包まれている感覚でした。
2025年ゴールデンウィーク、少し足を伸ばして青森の十和田へ。
目的はずっと気になっていた、十和田市現代美術館。
ここは「美術館に行く」というより、「街そのものがアート空間になる」ような体験でした。
建物の中に入る前から、もうアートが始まっている。
そんな十和田市現代美術館を見てまわりました。