私がAdobe Behanceで感じた“海外との距離感”の変化 — 日本のローカルデザインを、世界に向けて


作品を世界に公開するということ
作品をBehanceに投稿しはじめてから、少しずつ「海外との距離感」が変わってきたのを感じています。
以前は「海の向こうのどこかの誰か」に思えていた海外のクリエイターが、今では「同じ空間で創作をしている仲間」のように思える瞬間があります。
SNSとはまた違う、この距離の縮まり方に、驚きと面白さを感じました。
Behanceは“展示”だけでなく“対話”の場
Behanceでは、単に作品を見せるだけでなく、その背景やプロセスを書くことができます。
だからこそ、同じようにデザインに向き合っている海外の人たちと「言葉と作品」でつながれるのです。
実際に私の作品にも海外からコメントがついたり、いいねをもらったりすることがありました。
それは単なる数字の反応とは違い、「日本のデザインがちゃんと届いている」という感覚につながります。
PinterestとBehance、同じ「保存」でもまったく違う体験
PinterestでもBehanceでも、気になる作品を“保存”することはできます。
でも、実際に使ってみると、その体験の質はまるで違うと感じました。
Pinterestは「インスピレーションの収集」に特化していて、自分の感性に近いビジュアルをどんどんピンしていく感覚。まるで雑誌の切り抜きをスクラップしていくような、気軽で直感的な楽しさがあります。
ただその反面、「誰が作ったのか」「どうしてこのデザインになったのか」といった背景までは、なかなか見えてきません。
一方、Behanceは“自分の世界観を伝える”ことに重きが置かれています。
ビジュアルをただ並べるのではなく、
- プロセス
- コンセプト
- 使用したツールや技術
- 制作の目的や背景
といったストーリーを作品とともに届けることができます。
そんな違いが、私にとってはとても大きな発見でした。
日本のローカルデザインが武器になる
私が特に実感しているのは、日本の風景や文化、言葉の美しさ、細部へのこだわりなど、いわゆる「ローカルなデザイン」が海外の目には新鮮に映るということです。
たとえば、手書きの漢字や和風の配色、季節感を意識した構成など、私たちにとって当たり前の感覚が、海外から見るとユニークで魅力的な要素になり得ます。
つまりBehanceは、日本で育まれた感性を、グローバルな文脈で再解釈してもらえるチャンスの場でもあるのです。

距離が縮まった先にあるもの
「海外とつながる」というと、どこか遠く感じていた昔の私にとって、今のBehanceはとてもリアルで、手の届く世界です。
コメント一つで始まる対話や、共通するテーマでの共鳴。
それらを通して、私は“海外の誰か”とではなく、“創作を通じた仲間”とつながっているのだと感じられるようになりました。
そして今、自分の住む地域や文化を、世界に伝える一人であるという意識が、私の制作に新しい視点をもたらしてくれています。

「海外とつながる」というと、どこか遠く感じていた昔の私にとって、今のBehanceはとてもリアルで、手の届く世界です。
コメント一つで始まる対話や、共通するテーマでの共鳴。
それらを通して、私は“海外の誰か”とではなく、“創作を通じた仲間”とつながっているのだと感じられるようになりました。
そして今、自分の住む地域や文化を、世界に伝える一人であるという意識が、私の制作に新しい視点をもたらしてくれています。
「あなたの作品は、どこまで届くと思いますか?」
私は最近まで、その答えを「せいぜいSNSのフォロワーまで」と思っていました。
でも、Adobe Behanceに作品を投稿しはじめてから、その感覚が変わりました。
日本語で書かれた説明や、日本の風景をモチーフにしたデザインが、海外の人に見られ、リアクションが返ってくる。
距離って、縮めようと思えば意外と近いのかもしれない——。そんな体験から、いま思っていることをまとめてみました。
私のBehance