ぶらり途中“乗車”の旅 信州編「上田電鉄別所線で朝風呂へ」

上田駅からの出発「6:50発の朝旅」
朝5時半頃に起床し、上田の町が朝日に輝いている時間に上田駅へ。
上田電鉄別所線のホームは、JR上田駅からすぐの場所にあり、高架駅となっているのでどこか不思議な雰囲気。
乗車したのは、6:50発・7:19着の別所温泉行き。地元の方がちらほら乗っていましたが、空いていて静かな時間帯。早起きした甲斐がある静けさです。
今回行きに乗車したのは「1001編成」そして、帰りは「1003編成」。
どの車両もユニークで可愛い。絵になる外観です。



車窓に広がる変化、街から里山へ
上田の街を抜けると、景色は一変。
次第に畑や田んぼが広がり、小さな集落を通過していくうちに、「ああ、旅してるなぁ」という実感が湧いてきます。
古い車両のためか、ガタゴトと揺れる音も心地よく、どこかノスタルジック。スマホを手に取るのも忘れて、窓の外ばかり眺めてしまいました。



終点・別所温泉駅に到着
約30分ほどで終点「別所温泉駅」に到着。
木造の駅舎が出迎えてくれて、タイムスリップしたかのような気分に。駅のすぐ近くには、朝6時半から営業している日帰り温泉「大湯」があります。



朝風呂を楽しむ、別所温泉「大湯」
7時半頃には、別所温泉名物「大湯」での朝風呂を堪能。
朝6時半から営業しているので、早朝旅にもぴったり。
単純硫黄温泉のお湯はしっかり熱く体を癒してくれました。日曜日の朝ということもあり、混雑もなく、ゆったりと入浴できたのも最高でした。
朝の清らかな空気と、硫黄の香りが漂う湯けむり。こんな贅沢、なかなか味わえません。





また乗りたいローカル線
別所温泉の町を少し歩いたあと、再び上田電鉄に乗って帰路へ。
短い時間ながらも、「非日常」をしっかり味わえる、いい旅でした。
都会から地方へ、ほんの30分でガラリと変わる景色。
そして、ガタゴト揺れる車内と温泉のぬくもり。
またふらりと、「途中乗車の旅」をしてみたくなります。



プチ情報:上田電鉄別所線
- 路線距離:11.6km
- 所要時間:上田駅〜別所温泉駅まで約30分
- 運賃:大人 590円(片道)
- 別所温泉「大湯」:朝6時半から営業(定休日に注意)
- 入浴料:300円(タオルや石鹸などは持参が必要で、販売もしています)



辻 元気
気軽に行けて、静かに癒される——そんな旅が、上田電鉄別所線にはあります。
早朝の静けさ、ローカル線特有の揺れ、そして湯けむりの向こうに広がる別所温泉の風情。
一つひとつの要素が、まるで映画のワンシーンのように、今も心に残っています。
たった30分の乗車でも、景色も気分も大きく変わる。
この小さな旅路が、日々の生活にふと“余白”を与えてくれました。
便利さやスピードとは違った、“ゆっくり進むことの心地よさ”。
それを教えてくれるような、そんな旅でした。
次は紅葉の季節に、または雪がちらつく冬の日に。
季節を変えて、もう一度この線路に揺られてみたいと思います。
ではでは、またどこかでお会いしましょう。
追伸:上田わっしょいってなんだろう…?
早朝の静けさ、ローカル線特有の揺れ、そして湯けむりの向こうに広がる別所温泉の風情。
一つひとつの要素が、まるで映画のワンシーンのように、今も心に残っています。
たった30分の乗車でも、景色も気分も大きく変わる。
この小さな旅路が、日々の生活にふと“余白”を与えてくれました。
便利さやスピードとは違った、“ゆっくり進むことの心地よさ”。
それを教えてくれるような、そんな旅でした。
次は紅葉の季節に、または雪がちらつく冬の日に。
季節を変えて、もう一度この線路に揺られてみたいと思います。
ではでは、またどこかでお会いしましょう。
追伸:上田わっしょいってなんだろう…?

「ぶらり途中下車の旅」ならぬ、「ぶらり途中乗車の旅」。
今回は、長野県・上田市を走るローカル線「上田電鉄別所線」に乗って、朝から別所温泉でひとっ風呂浴びてきました。
都会的な上田駅を出発し、次第に山里の風景へと移り変わる車窓。ガタゴトと揺れる車両に揺られながら、旅情をたっぷり感じてきた体験を、皆さんにもお届けしたいと思います。