金採集クエスト(★5)発動!尾去沢で素材採集ツアーに出発!

【序章】古の鉱山へ——クエスト「尾去沢に眠る金を求めて」開始!
秋田県鹿角市にある史跡・尾去沢鉱山へ行ってきました。ここは、日本最大級の鉱山跡であり、奈良時代から昭和の終わりまで、1200年以上にわたり稼働してきた産金の名所です。


【第一章】歴史の狩猟ノート:大仏と金の起源を探れ!
尾去沢鉱山が最初に歴史に登場するのは奈良時代。
当時、日本では律令国家が本格的に整備され、聖武天皇が東大寺・大仏建立を進めていた時期。
実はその大仏鋳造に必要な金が不足しており、朝廷は全国に金山探索を命じました。
その結果、ここ尾去沢でも金が採掘されたという伝承が残っており、中尊寺金色堂の装飾にも、この地の金が使われたと語り継がれています。


【第二章】領主の支配と民の唄:南部藩の鉱山統治クエスト
中世には南部氏がこの地を支配し、鉱山開発を進めます。江戸時代を通じて銅山としての価値も高まり、「南部牛追唄」にも唄われるほど、地元の生活と深く結びついた鉱山でした。

【第三章】近代化任務:三菱による鉱山ギルド強化作戦!
明治に入り、廃藩置県ののち民間へ払い下げられ、1889年には岩崎弥太郎の一族が、1893年には三菱合資会社が鉱山を経営。
これにより尾去沢は近代化鉱山として急成長し、日本の重工業・軍需産業を支える一大拠点となっていきます。
特に戦時中には、国家的戦略資源としての役割も果たしました。


【第四章】終焉の報:採掘困難・閉山ミッション完了
しかし、時代の流れと共に鉱脈は枯渇。
コストも上昇し、1978年にはついに閉山。
その後は産業遺産として保存され、現在は「史跡 尾去沢鉱山」として一般公開されています。


【第五章】坑道探索クエスト:冷気の回廊で五感を研ぎ澄ませ!
坑道内は全長1.7kmに及び、気温は年間通して13度前後。
酷暑の外とは打って変わってひんやりとした空気に包まれます。
展示では実際の採掘方法、採掘後の鉱脈の様子、当時の様子を再現したマネキンや音声解説まであり、五感で感じられる歴史ミュージアムといっても過言ではありません。


【第六章】遺構調査任務:トロッコ輸送ルートを追跡せよ!
鉄道ファンにもたまらないポイントが!
坑道内を走っていた小型トロッコ列車の線路跡や実物車両が展示されており、地下鉄道遺構としても貴重な存在です。




【第七章】金素材を採取せよ!サイドクエスト「純金砂金採り」
見学を終えた後、売店前で目に飛び込んできたのが…
「純金砂金採り」の文字!
展示でテンションMAXの状態の私は、気づいた時にはすでに砂金を掬っていました。

【第八章】成果報告:金13粒の納品完了!
結果は…30分間で金13粒GET!
子どものように夢中になり、気づけば長袖がびちゃびちゃに。でもとても最高に楽しい体験でした。

砂金採りを行う場所に蒔いているのことでした。これを我々が採ると言うことですね。
【終章】報酬確認とクエスト評価:コストパフォーマンスSランク!
ちなみに、2025年現在の料金は以下の通りです。
- 観光坑道入場料:1,200円
- 純金砂金採り:900円
歴史を学び、金を掘り、過去と未来をつなぐ旅。
尾去沢鉱山、ここはまさに“ゴールド体験”のテーマパークでした。


気温13度の坑道、灯りもまばらな暗闇の中を進みながら、
古代の金、大仏を飾った伝説、鉱山で働いた人々の営み——
すべての「歴史素材」をじっくりと採取してきました。
最終納品:金13粒。副報酬:とびきりの学びと、忘れられない体験。
採掘だけじゃない、鉄道ロマンも、唄も、遺構も、全部がここにある。
「観光」というより、これはもう“リアル冒険”。
次にこの地を訪れるハンター(旅人)は、どんな素材を見つけるのだろう?
——装備を整えて、次なるクエストへ。また会おう、尾去沢。
「狩猟笛はいらない、ピッケル装備で出発だ──」
そんな気分で向かったのが、秋田県・尾去沢鉱山。
日本最大級の産業遺産にして、かつての“金素材の聖地”だ。
今回のクエスト内容はこうだ。『坑道を進み、金を13粒採取・納品せよ』
気温13度の坑道、装備不足の状態で挑んだ私は果たして報酬を得られたのか…!