「丁寧に書いても伝わらない…」そんな悩みを解決する文章術を学べる一冊

『忙しい人に読んでもらえる文章術』の概要
『忙しい人に読んでもらえる文章術』は、“読まれるための書き方”を科学的に教えてくれる本です。
行動科学に基づく実験や原則が紹介されており、仕事でもプライベートでもすぐに活かせる内容でした。
翻訳本なので、日本語の文章構成や読みやすさはピュアな日本語の書籍に比べると少し落ちるかもしれませんが、内容やニュアンスは十分伝わります。世界中の人が抱える文章やコミュニケーションの課題は共通なんだな〜と感じました。
印象に残ったポイント
まず心に響いたのは、「長い文章より短いほど良い」という考え方です。
文章を削ることは「手抜き」ではなく「相手の時間を大切にする思いやり」だと気づかされました。
また、「選択肢が多いほど実行されにくい」という指摘も印象的でした。行動を促すには、読者が迷わないように選択肢を絞ることが重要だと納得しました。
さらに、文章を地図として捉えるという比喩も心に残りました。
見出しや装飾を活用してパッと見で構成がわかるようにすることで、読者は「簡単そう」と思い、無駄な1ターンを減らして集中力を使わずに読み進められる。こうした配慮がある文章は、本当に素敵だと感じました。
自分への気づき・変化
この本を通じて、文章を「情報を並べるもの」ではなく「読者の行動を後押しする設計」として捉えるようになりました。
特に、「読む意味を最初に伝える」という原則は、すぐにブログ記事やメールで試せると感じました。
こんな人におすすめ
この本は、文章を使ってコミュニケーションを取るすべての人におすすめです。
仕事でメールや社内文書を書く人、ブログやSNSで情報を発信する人、日常的に人に伝える場面がある人――立場や職種を問わず、誰でも役立つ内容です。
特に次のような人には、より実感を持って読めると思います。
- 「文章はセンスが必要」と思い込み、苦手意識を持っている人
- より簡単で分かりやすい文章を書きたい人
- 読んでもらえる文章の作り方を体系的に学びたい人

まとめ

翻訳本なので一部、日本語圏には当てはまらない部分もあるかもしれませんが、基本的な考え方は普遍的だと思います。
さらに、この本を読んで感じたのは、文章を書く側の工夫や意図を知ることが、読み手の受け取り方にも影響するということです。
書く側の知識や配慮を理解していれば、拙い文章でも「きっとこういう意味だろう」と余裕を持って読み進められるのではないか、と感じました。
文章をもっと“読まれるもの”にしたい方にはもちろんですが、読む側としての理解を深めたい人にもおすすめの一冊です。
追伸:この書籍の装丁、とても素敵ですよね。原書のWriting for Busy Readersを模している感じも素敵なデザインです。
関連リンク
Amazon購入先:https://www.amazon.co.jp/dp/4478114927/
楽天購入先:https://books.rakuten.co.jp/rb/18311930/
原書「Writing for Busy Readers」:https://writingforbusyreaders.com/
私はデザイナー・カメラマンとして仕事をしており、周囲にはディレクターが多く、忙しい中でメールや社内文書のやり取りを目にしています。また、自分自身もメッセージを書いたり、情報発信の際に文章を書くことがあります。
もともと文章を書くことが好きで、「できるだけ正確に伝えたい」という思いもあります。
そうした背景から、この本が自分の課題にどう役立つのかを確認したいと思い、手に取りました。
例えば、こんな悩みはありませんか?
「丁寧に書いているのに伝わらない…」
「自分でも良い文章がわからない…」
「なんか誤解が生じやすいかも…」
こうした悩みに効果的なのが、今回紹介する一冊 『忙しい人に読んでもらえる文章術』 です。