勝ち続ける人は“攻め”より“撤退”が上手い。『勝負眼』が教えてくれたこと

特に心に残った2つのテーマ
リモートワークを総括する
大企業でも答えが定まらないリモートワークのあり方。
読んでいて「やっぱり悩むよね」と強く共感しました。
私は読んでいてこう思いました。
「人間は“見られていない環境”だと、想像以上に自制心を保つのが難しい。」
ただ否定するのではなく、
「自由と成果」「信頼と仕組み」のバランスをどう設計するか。
その視点が鋭く、個人にも組織にも刺さる章でした。
働き方の理想論ではなく、実態として“人間は弱い”という前提から組織設計している点が印象的でした。
エロを起爆剤に、その後は地道に
「インターネットの歴史はエロの歴史」というのは、業界にいる人間なら誰もがわかっているはず。
藤田さんは「刺激で一度注目を集め、そこから地道に価値を積み重ねる」という成長プロセスを語っています。
私は読んでいてこう思いました。
「起爆剤は長続きしない。花火を打ち上げたあとは、愚直に積み上げていくしかない。」
ABEMAは2026年で開局10周年。
開設当初は“尖ったメディア”のイメージが強かったが、今ではW杯、将棋、格闘技、報道など多方面での定着に成功。
まさしく「刺激から、地道へ」でブランドを育てた典型例だと感じました。
本書を通して感じたこと
- 勝負は勘でも精神論でもなく「押し引きの判断力」
- 会社も事業も人生も、成長曲線は美しく右肩上がりにはならない
- 派手な一手より、守備と継続が勝ちを生む
- 人間は弱い。だからこそ仕組みが必要
- “勝負強さ”は、積み重ねの末に現れる結果
経営の話ではあるけれど、働く人すべてに使える普遍的な示唆ばかりでした。
こんな人に刺さる本だと思う
- リーダー・マネジメント層
- 独立/起業家・フリーランス
- 成長に悩む社会人
- “勝負の決断”が求められている人
- ビジネス書が好きな人
意識高い系の言葉が並ぶのではなく、実践の温度、戦場のリアルさがそのまま文章になっている。
だからこそ腹落ちします。あと麻雀好きな人にもいいかも。

辻 元気
藤田晋さんは、
麻雀、競馬、経営、サッカー。どの世界でも“勝負の場”を愛してきました。
その人生の蓄積が、今回の社長退任のタイミングでひとつの書物に結実した。
「週刊文春」の好評連載「リーチ・ツモ・ドラ1」を加筆修正したものではありますが、
勝負の現場の温度をここまで書き切った本は滅多にありません。
読んで良かったと強く思います。
あ〜面白かった。
麻雀、競馬、経営、サッカー。どの世界でも“勝負の場”を愛してきました。
その人生の蓄積が、今回の社長退任のタイミングでひとつの書物に結実した。
「週刊文春」の好評連載「リーチ・ツモ・ドラ1」を加筆修正したものではありますが、
勝負の現場の温度をここまで書き切った本は滅多にありません。
読んで良かったと強く思います。
あ〜面白かった。
サイバーエージェント・藤田晋さんが語る“勝ち続けるための思考”
インターネット広告、Cygames、ABEMA…
多角的に事業を展開し、創業から28期連続増収を達成。売上8000億円を超える巨大企業に育てた藤田晋さん。
2024年12月の株主総会で社長を退任し、会長に就任予定という節目のタイミングで出版されたのが、本書『勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術』です。
読み終えて率直に感じたのは、
「巨大企業のトップがこんなにも“生々しく、泥臭く、実践的”に語るのか」
という驚きでした。
抽象論ではなく、リアルな意思決定の連続。
大胆に攻める局面と、必死に守る局面。その「押し引き」の判断が人生と経営を左右する。
その思想が、この一冊に全て詰まっています。