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挑戦!Adobe Character Animatorを使ってみた

ディレクターの江連です。広報以外でもブログ発信をしようと思ううちに、早いもので昨年6月の入社から、1年を迎えます。
ありがたいことにお仕事でいろいろ挑戦させていただいている中、個人的に勉強したいコトや作ってみたいモノはなかなか実行に移せない毎日…。
これはいけない!となんとか奮起しまして、最近ようやく「やってみたいこと」の一つに手をつけました。
本日はその記録を綴ってみたいと思います。

挑戦のきっかけ

業務で「Premiere Pro」に触れる機会があって、意外と動画編集楽しいかも?と感じたことから動画作成に興味を持ちました。ただ、作るにしても何を動画にしていいか思いつかないし…で、手をつけられずに過ごすこと1年近く。
動くきっかけとなったのは連休中のSNSでした。

フリーBGMを投稿するチャンネルを開設しました🐕🐾
このチャンネルで投稿した楽曲は、動画や配信、ゲームのBGMとしてご利用いただけます。
作業や活動のお供にしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします……!

https://x.com/c_h_r_o_m_a/status/1918863156874748027

好きなクリエイターさんが投稿した、フリーBGMの配布のお知らせ。
これは絶対に使わせていただきたい!!でも、音楽を使えるようなものといえば、動画くらいしか思いつかない…
じゃあ動画を作ろう!と、いう安直な考えがきっかけです。

とにかく自分でも挫折せずに作りきれそうな動画はなんだろう??と彷徨いながら色々調べている中で
「 Character Animator」で音声に合わせて口パクさせるやり方 の動画を見つけたので、真似してやってみることに決めました。

今回の目標

  1. Character Animatorを使って、音声に合わせた口パクの動きを作る
  2. 音声は、音声合成ソフトウェアを使って作る
  3. 作った動画にBGMをつける

の3つを達成したいこととして設定しました。
自分の性格上、考え始めるとネガティブと心配性が発動して動けなくなりそうなので、「こだわらない」「勢いに任せる」をモットーに、まずは形にすることを目標にしています。

いざ、制作開始

Youtube大先生にお聞きし、先人の知恵をお借りしながら制作スタート!
※参考にさせていただいた大変ありがたい動画と、完成系の動画は最後にまとめております。

1.動かすためのキャラクターイラストを準備する

まずは動画を作るための素材を作っていきます。
illustratorを使って女の子のイラストを描きました。
最初の「こだわりすぎない」に則ってシンプルなイラストにする予定が、楽しくなってきて無駄にキラキラさせてます。
なかなかに可愛くできて満足。

今回は「口」のパーツを動かしたいので、参考の動画を見ながら4パーツ差分を作りました。
同じレイヤーにまとめておきます。

ここまで作ったら保存して、Character Animatorの作業に移ります!

2.キャラクターの口の動きを設定する

さっそくCharacter Animatorをインストールして起動してみました。
今回の設定のためにはプロの方に切り替える必要があるので「プロを使用」の方を選びます。

リグ→パペットパネルにイラストを読み込んだら、参考動画の通りに口パーツの形に合わせて動きのタグをつけていきます。

各パーツそれぞれにタグをつけ終わったら、口パーツをまとめたレイヤーそのものを「口グループ」としてタグ付けします。
全レイヤーが見えているのでちょっとカオスですね。
一旦ここまででキャラクター素材の準備は完了です!

3.音声データを準備する

ここからは、キャラクターの口を動かすための音声データを作っていきます。
個人・商用も無料と聞いたので「VOICEVOX」を使ってみることにしました。

初心者向けの動画を見ながらダウンロード→設定をしていきます。
※ダウンロードするフォルダを間違え、起動までに1時間くらい格闘しました(笑)
声を担当するキャラクターがたくさんいるので、サンプルボイス・それぞれの規約をしっかり確認し、操作画面へ。


キャラクターを選んで文章を打つだけで自動で音声を生成してくれて、結構自然な感じに喋ってくれます。すごい!
違和感がある時はアクセントの位置を変更します。が、ほどんど使っていません。
他にもたくさん機能があって、使いこなせばもっと自然になりそうですが…今回はお試しなので適当にいくつか音声を作って書き出しておきます。

4.リップシンクで口を動かす

音声データが準備できたので、Character Animatorに戻ってきました。

「新しいシーンに追加」すると録画タブに移動します。
キャラクターのサイズ調整をしたら、先ほどの音声データを読み込み→タイムラインに追加します。
ここで登場するのが魔法の機能「リップシンク」!
キャラクターと音声を選択して、メニューの「タイムライン」→「シーンオーディオからリップシンクテイクを計算」を選択するとあら不思議!!音声に合わせて口が自動で動いてくれるようになりました!

5.Premiere Proで動画を編集する

キャラクターが喋っている動画が準備できたので、背景とBGMを合成していきます。
合成のためにグリーンバックにして、書き出し→Premiere Proの作業に移行します。
素敵な背景素材&使いたかった楽曲をダウンロードしてきて動画に追加。
背景とキャラクターを合わせる際にグリーンバックの透過に失敗してスカート付近がごちゃっとなっていますが、これは次回の課題として誤魔化します。
音楽の方は、音量バランスの調整と、フェードアウトの設定をおこないました。
短い動画なので曲も短くしなくてはいけないのはちょっと悔やまれます…次はもっと長くしよう。
※完成が近づいてテンションが上がっていたこともあり、スクショ撮り忘れていました…

6.動画を書き出したら完成!

完成した動画がこちら↓



感想と、次回の目標

全くの初心者の自分でも、素材さえあれば簡単に音声・口パクの動きを設定できたのは感動でした!
一番大変だったのはイラストを準備している時とVOICEVOXが起動しない問題に対応していた時な気がします。
ただ、次に活かしたい反省点や、試してみたいことがたくさん出てきました。

  • 動きに瞬きも追加する
  • 表情の切り替えを行う
  • 字幕を入れてみる
  • 効果音にも挑戦する

など、さらにレベルアップできるようにやってみようと思います!
次回に続く!…かも。

参考動画&お借りした素材

▽とても分かりやすかった参考動画

▽使わせていただいた素材

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