「未経験アシスタントディレクター」のはずが2週間で戦力扱いとなった、入社1年の振り返り

こんにちは!ディレクターの瀬谷です😊
2026年、10月1日でRe:designに入社してなんとちょうど1年になります。
あっという間すぎて、正直まだ実感が追いついていません。。。
今回は少し真面目(?)に、この1年を振り返ってみようと思います。
「1年くらいはアシスタントだろうし、なんとかなる!」と思っていた矢先の出来事
入社前、面接をしてくれた現在の上司から「Re:designはとにかく忙しいよ!」と聞かされていました。
しかし、「アシスタントディレクター」という肩書きで応募した私は完全に油断していました。
「またまた〜!最初の1年くらいは先輩ディレクターさんの補佐につきながら、ゆっくり仕事を覚えていけるでしょ〜!」と。
はい。見通しが甘すぎました。
入社2週間ほどで、早速一人でディレクションをメインで任せていただくことになりました。
「アシスタント」の期間、あまりにも短い。 〜終〜

しかし、今振り返るとこれが一番良い意味でのギャップでした。
早い段階から裁量を持って任せていただけたからこそ、この1年で圧倒的に成長できた実感があります。
そんな怒涛の1年の中で、携わらせていただいた案件がいくつかあります。
せっかくなので、その時々で感じたことや学んだことも一緒に振り返ってみようと思います。
この1年、携わらせていただいたお仕事
DAMON and BABY(株式会社アークシステムワークス様)

『GUILTY GEAR』などで知られる 「 ARC SYSTEM WORKS(アークシステムワークス) 」様 が発売する、新感覚アクションアドベンチャーゲーム 「DAMON and BABY」 の公式Webサイトです。
入社して初めてメインでディレクションを任せていただいた案件となり、当時は本当に右も左も分からない状態でした。
一番つまずいたのは、進行管理そのものです。「次は誰に何を確認してもらうべきか」「このタイミングでデザイナーさんに渡して大丈夫なのか」といった、ディレクションの基本中の基本が体に染み付いておらず、都度立ち止まっては悩み、先輩に相談し…を繰り返していました。今振り返ると、進行のリズムが掴めるまでが一番苦しい時期だったと思います。
それでも、お客様や制作チームのメンバーと何度も相談を重ねながら少しずつ形にしていき、右往左往しながらもなんとかサイトが公開された瞬間の感動は、今でも鮮明に覚えています。「これがディレクターの仕事なんだ」と初めて実感できた、私にとって原点のような案件です。
くにおくん40周年サイト(株式会社アークシステムワークス様)

「DAMON and BABY」でのご縁がつながり、その後、あの「くにおくん」の40周年記念サイトのディレクションも担当させていただくことになりました。実は自分は世代ではないのですが、「くにおくん」自体はゲーム実況が好きで見ていたので、お話をいただいた瞬間からテンションが上がっていました。。!
弊社代表の祐樹さんとデザイナーの清水さんというTHE世代コンビ。そしてスーパーエンジニアの瀧口さんのお力もあり、くにおくんらしさ全開の素晴らしいサイトに仕上がったと思っています。素材集めのために実際にゲームをプレイさせていただいたのですが、プレイすればするほどくにおくんへの愛着がどんどん増していき、「この演出、絶対取り入れたい!」という発見もたくさんありました。仕事なのに完全に楽しんでしまった案件です(プレイ中何度ゲームオーバーになったかは企業秘密です)。
KISSME FERMEブランドサイト(株式会社伊勢半様)

伊勢半様が展開するメイクアップブランド「KISSME FERME(キスミー フェルム)」のブランドサイトです。
自分自身が実際に使ったことのあるコスメブランドだったこともあり、「どうしたらブランドの魅力やコンセプトが伝わるだろう」「自分がユーザーだったらどうしたら購入したくなるだろう」という視点を大事にしながら構成を考えました。
苦労したのは、ベンチマーク調査から構成案に仕上げていく過程です。いろいろな化粧品ブランドサイトを見て「良いな」と思うポイントを集めるところまでは楽しいのですが、それをそのまま真似するのではなく、キスミーフェルムというブランドらしさに変換して自社の構成案に落とし込む作業には、かなり頭を悩ませました。ベンチマークはあくまでヒントであって答えではない、ということを身をもって学んだ気がします。
さらに、この案件で初めてCMSに触れる機会もいただきました。CMSの仕組みを理解しないまま構成を組むと、公開後の更新のしやすさに関わってくることを知り、「構成を考える段階から運用のことまで見据えないといけないんだ」という気づきは、自分にとって大きな経験になりました。
ファーストコールカンパニーサミット(株式会社タナベコンサルティング様)

経営コンサルティングのパイオニアであるタナベコンサルティング様が主催するセミナー「FCC SUMMIT」のサイトリニューアルです。この案件は、今までとはまた違ったタイプの難しさがありました。
まず苦労したのが、士業・コンサル業界への理解です。経営者や部門幹部の方々に向けたサイトなので、専門的な用語や概念がたくさん出てきて、その意味合いを正しく理解しながら形にしていく必要がありました。
さらに、こちらの案件ではクライアント様側にクリエイティブディレクターの方がいらっしゃる体制での進行。自社の中だけで完結する案件とは違い、確認や意思疎通のスピード感がとても重要になってきます。そこで、連絡の頻度やリマインドをいつもよりこまめに行うことを意識し、認識のズレや確認漏れが起きないよう工夫しました。
不慣れな業界知識と、いつもと違う進行体制。両方に向き合った分、自分の引き出しが一つ増えたなと感じられた案件です。
山龢(株式会社イシン・ホテルズ・グループ様)

静岡・熱海市網代、相模湾を望む静かな岬の上に佇む温泉旅館「山龢(さんが)」様のWebサイトです。
旅館のコンセプトをどう伝えるかを構成の段階からしっかり考え込み、デザイナーの吉田さんが素晴らしいデザインに落とし込み、エンジニアの薄井さんが世界観を演出してくださいました。
一番苦労したのは、キャッチコピーの元になる「コンセプトの言語化」です。旅館が大切にしている想いや空気感を、頭の中では何となく理解できているつもりでも、いざ言葉にしようとすると全然しっくりこない…ということの繰り返しでした。しっくりくる表現に出会うまで、何度も書いては消し、書いては消しを繰り返していたと思います。
そうして粘って考えたキャッチコピーを、私が考えたものをほぼ全て採用いただけたことは、素直にとても嬉しかったです。自分のアイデアや言葉が世に発信されていくことに、これまでとはまた違ったやりがいを感じられた仕事でした。
LP制作(人材業界のクライアント様)
別枠にはなりますが、入社してからすぐに担当となり、現在も継続して月に平均20本ほどご依頼いただく企業様のLP制作案件では、ディレクションのスキルを一番大きく成長させていただけたと思っています。
とにかくスピードと品質の両方が求められるため、ディレクターである自分がどう指示を出すか、あらかじめ詰めておくべき点はどこか、進捗状況はどうか…といったことを、どれだけ事前に考えておけるかが問われます。
特に伸びたと感じるのは、優先順位づけとタスク管理力です。複数のLPが同時進行していく中で、「どれから着手すべきか」「どのタスクが後工程に一番影響するか」を常に頭の中で整理しながら動く必要があり、最初は頭がパンクしそうになっていました。(多分本当に一度くらいは爆発しました)
今では、案件全体を俯瞰して優先順位を組み立てる感覚が、少しずつ身についてきた実感があります。
そしてもう一つ、デザイナーさんやエンジニアさんへの指示出しの精度も鍛えられました。スピード重視の案件だからこそ、曖昧な指示で手戻りが発生すると全体の進行に響いてしまいます。「何を」「どこまで」「なぜそうしたいのか」を的確に伝える力は、この案件で数をこなす中で確実に磨かれたスキルだと感じています。
全ての手綱を自分で握っている感覚を一番強く持てる案件で、成長を実感させてくれる、本当にありがたいお仕事だと感じています。
これからの目標
実は少し前、社内の全体MTGで、代表の祐樹さんに「アールイーにはもう新人はいません」と言われました。
この言葉が今でも頭から離れません。
正直、すごくハッとしました。心のどこかで、まだまだ自分を「新人」の枠に置いて、甘えていた部分があったんだと思います。
でも、クライアント様から見れば、入社年数は関係ありません。何年目かではなく、安心して任せられる相手かどうか。
求められているのは、そこなんだと思います。わかっていたつもりで、実は全然わかっていなかった。そのことを、あの一言で改めて自分の中に叩き込みました。
そう思うと、正直まだまだ専門的な知識も足りず、デザイナーさんやエンジニアさんなど、周囲のメンバーに助けていただく場面だらけです。
「すみません。その仕様ってどういうことですかね…😭」と言ってしまうことが今でも普通にあります。 でも、クライアント様に安心して任せていただくディレクターであるためには、そこに甘えたままではいけないなと思っています。
「この人と仕事がしたい」「この人に任せたい」
クライアント様にも、一緒に働くチームのメンバーにも、そう思っていただけるディレクターになりたいです。
そのために、自分の強みは何かを常に考えながら、良いところは伸ばし、足りないところは補っていけるよう努めていきたいです。
まとめ
正直に言うと、この1年は「成長できた!」と胸を張れる日ばかりではありませんでした。
落ち込んだ日も、これでいいのかなと不安になった日も、たくさんありました。それでも今こうして振り返ってみると、不完全なりに、なんとか一歩ずつは前に進めてきたのかなと思います💨
そしてそれは間違いなく、一人の力ではありません。
クライアント様や案件でチームになったデザイナーさんやエンジニアさん、そして頼りっぱなしだった先輩ディレクターの皆さんに、本当に支えていただいた1年でした。
この場をお借りして、改めて、本当にありがとうございます!
ちなみに那須塩原での暮らしも慣れ、私生活の方も充実しております🐮🍓
1年前の自分に、「転職してよかったよ、毎日楽しいよ!」と胸を張って言えます。
まだまだ学ぶことが多い毎日ですが、これからも一つずつ、精進してまいります。どうぞ見守っていただけますと嬉しいです。 最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!