Googleショッピングの無料掲載が開始!

どーも、制作会社の中でひっそりと1人で、広告配信のお手伝いをさせてもらってる江原です。
前職ではECサイトの広告運用を担当することが多かったので、ずっと気になっていた話題なのです。
2020年4月にGoogleショッピング枠に無料掲載できるように仕様変更が行われるとアナウンスがありました。
米国では既に実装済みになり、年内には全世界で機能を順次開放していく予定でしたが、2020年10月に日本で正式なリリースが決定しました。
この記事を書いている段階ではスマートフォンの表示の仕様が既に切り替わっています。※2020年15日現在
パソコンの検索結果はまだ有料広告のみのようですが、順次切り替わっていく予定です。
コロナ渦の影響で非対面型の事業転換を余儀なくされた事業主様も多いのではないでしょうか?
WEB業界ではIT補助金でECサイトの制作が対象になったため、弊社でも例年より多くのお客様から通販関連のご依頼を頂いています。
無料掲載が開始になりましたが、このサービスの利用にはマーチャントセンターというツールの登録が必要になります。
また、EC業界では鉄板の広告ですが、実際の表示枠を把握できていない方も多いのではないでしょうか?
今回はGoogleショッピング枠がどう変化していくのかをご説明いたします。
Googleショッピングとは?
Googleの検索結果に商品の写真や値段、通販サイトへのリンクが表示されたことはありませんか?
いくつかのパターンがありますが、画像の赤枠がGoogleショッピングの有料広告の配信枠になります。
通常の検索結果に表示される配信枠は引き続き有料広告のみが表示されます。
表示される頻度を考えると引き続き有料広告のメリットは大きいかと思います。
無料掲載枠ってどこにあるの?
ここからは無料枠との違いを説明するためにスマートフォンで解説します。
スマートフォンでは表示枠が限られるため横スクロールできるカルーセル形式の表示になります。
最後までいくと「すべて表示」大きめのアイコン。その他に検索入力の下に設置されたタブの「ショッピング」が無料掲載枠になります。
余談ですが「テンマクデザイン サーカス TC DX」は栃木県にあるWILD-1さんのプライベートブランドの商品です。
地元企業ということもあるのですが、評判も良いテントなので冬キャンに向けて購入を考えていました。
有料広告では自社の商品を調べている人に、通常よりもお金をかけて優先的に表示させるようにする仕組みなども存在します。
特定の商品のみを広告に出す事も可能になるので、無料掲載でユーザーの増加を期待できる一方で、有料広告ではより購入者の行動を促す使い分けも今後は考えて行く必要が出てくるのではないかと思っています。
こちらがショッピング枠の表示結果です。
通常の検索同様に最上部に表示されるのが広告のメリットですね。
右上に表示されているアイコンが「概要」に切り替わっています。
青枠で囲った場所が無料掲載枠に利用されるようです。
これまでは、これ以下すべての表示が広告出稿を行っている企業の商品が表示されていました。
無料掲載枠の規約
別途指定のない限り、商品アイテムのランク付けは、検索キーワードや他の Google アクティビティを含む関連性に基づいて行われます。 Learn more エクスペリエンスのカスタマイズ方法について。ユーザーの皆様の広告に対する操作を含む一部の広告データは、検索結果の品質向上に活用されています。これらの検索結果がクリックされても、Google が報酬を受け取ることはありません。
表示価格は税込みです。送料は実際とは異なる場合があります。
概要をクリックするとこの様な説明が表示されます。
概要以下の検索結果では料金が発生しないようですが、現状の検索結果を見る限り、広告+無料掲載枠といった形になるようです。
ただ、無料掲載にはマーチャントセンターでの設定が必要になるので、対応企業が増えてきたときに検索結果が大きく変わる可能性もあります。
Googleは常に細かい検索表示のテストを行っており日々変化しています。
この枠がすぐになくなる事は考えにくいですが、広告を出稿している企業が優先されるなどの可能性は十分考えられるかなと規約を読んで感じました。
実は2012年頃はProduct Listing Ads(商品リスト広告)というサービスだったのですが、βテストの際は無料で配信出来ていた歴史もあったります。
登録さえ済めば無料で掲載ができることは、アクセスが伸び悩んでいたサイトには間違いなく追い風になるはずです。
Googleショッピングのまとめ
- 有料広告は引き続きユーザーにクリックされやすい位置に表示される
- 無料枠の登場によって有料広告の表示枠が減る可能性ある(通常検索6枠、ショッピング検索40枠)
現状調べた範囲では無料掲載枠にも広告で表示されている商品が多い印象を受けています。
ただ、私の検索履歴も加味された表示結果になっている可能性もあります。
10月末までに対応は完了すると発表はありましたが、パソコンでは表示内容に変化がないため、今後次第では大きく変化が起きそうです。
無料掲載枠に表示するためには、マーチャントセンターというツールの設定が必要です。
登録だけではなく無料掲載枠の利用許可も必要になるようなので来月以降が本番だと感じます。
これまでECサイトの広告運用を行っていた方はマーチャントセンターの設定を変更するだけで、機能が開放されるのでまずは流入が増えるか検証してみるのが良いと思います。
逆に新規でECサイトを立ち上げた方には最優先で対応するべき内容です。
ただ、ECサイトの運用は安定するまで、日々の対応だけで業務が逼迫しているというお話をよく聞きます。
広告運用だけではなくマーチャントセンターの管理についての相談・代行も行っています。
ECサイトの運用にお困りの際はアールイーデザインまで、お気軽にお問い合わせください。