Customer Voice #01|TaiShoDo 様
どうも、クリエイティブディレクターマスコです。もっと発信をしていきたいな〜と思って、あらためてSNSや見るだけアカウント登録してるnote、この辺にも刺激を与えつつ(現在頭の中でぐるぐる整理中)、でもやっぱりブログだよな〜。と。やりたいことたくさんあるのにぐるぐるしてるだけなので、まずは一歩ずついきますw
先日Xで繋がらせていただいた方のポストで【発信するとは常にバッターボックスに立ち続けること・・・他の誰かの気づきになるかも・・・】と。アウトプットすることってそういうことか!と勝手に1人で腹落ちしてました。まさに気づきをいただきました。ありがとうございました。
企画の経緯
普段私はお客様と接点が多いクリエイティブディレクターとして様々なプロジェクトに関わっています。制作中〜公開まではもちろん、公開してからの修正ご依頼、システム操作方法やメールアカウント設定方法のフォロー、最近寒いね〜なんて世間話までw アフターフォローもさせていただいております。
そんなポジションだから出来ること。「お客様に公開してからの感想や意見を聞いて発信。その中で自分の振り返りも兼ねて記事として書いたらどうだろう・・・」と考え、ここに辿り着きました。
公開後1年くらいが一番リアルなご感想をいただけるかなと思い、昨年公開した担当案件のサイトを振り返っていければ・・・そう思っています。誰かの気づきになれれば幸いです。
TaiShoDo様 Webサイト
Launch:2023.03.02
Client:株式会社大正堂
URL:https://taishodou.com
TaiShoDo様のご紹介
栃木県那須塩原市にある農園芸資材の専門店で、地元の農家さんや園芸好きなお客様に愛されている店舗様です。
農業資材や種、野菜苗などが並ぶ資材館と園芸用品や植物がズラッと並ぶ園芸館に分かれており、訪れる方の目的に合わせた店舗レイアウトになっています。特に店内にたくさんの植物がある園芸館は、庭いじりや植物好きな方は飽きないわくわく空間です!まるで、植物園のような店舗内は子どもたちにも人気。昨年は店内を利用したキーワードラリーなんてイベントも行われたみたいです。(楽しそう!)
那須塩原駅の東口(国道4号線側)から徒歩10分かからない場所にあります。那須塩原へ観光目的の方は西口へ降りる方が多いと思うのですが、時間に少し余裕があって天気がいい日なんてお散歩がてらぜひ行ってみてください!
振り返ってみる!
担当をしていて公開後にあらためてサイトをみて思うことはたくさんあります。そんな自分の振り返りを紹介します。ちなみに、どういうコンセプト、目的、デザインで制作した・・・という公開時の紹介は弊社WORKSページをご覧ください。
TaiShoDo様サイトは簡単に言うと【どんな場所で】【何を売っていて】【いつ営業しているのか】をわかりやすく伝えるために作成しました。
困っていたことは、『いざ、足を運んでみないとどんなお店なのか分からない』ということ。 ホームページがないことで、SNSからお店を知ってくれたお客様にとっては不信感があり、来店を妨げてしまっているのでは…。という不安もあったと伺いました。 資材館は、家庭菜園向けのものからプロ農家さん向けのものまで農業のアレコレがいろいろ揃うし、園芸館は身近な植物から見たことないような珍しい植物まで、いろいろな植物が勢ぞろいしている、そんな場所ですよ〜ってことを周知したかったのです!
ポイント1:用途に合わせた二つの建物があることの周知
前述しましたが、農業資材の資材館、園芸用品の園芸館と、それぞれの建物が特徴的で、初めて訪れる方がどうしたらわかりやすくなるだろうと渡辺様とお話する中で、イラストに辿り着きました。それぞれの外観をイラスト化することで、ぱっと見の直感でわかりやすく、また、まずはWebサイトというバーチャルでTaiShoDoに来店してもらうといった狙いもありました。
ポイント2:イラストのアニメーションでリアルな雰囲気の演出
トップメインビジュアルの「資材館」や「園芸館」のイラストはそれぞれのページに遷移するボタンにして訴求コンテンツへの誘導を図っています。「人物」「トラック」「木々」に動きを加えることでにぎやかさや楽しそうな雰囲気の演出をしました。
イラストをメインビジュアルに据えることが決まった時、次にどういった演出にするか(←動かしたい!って漠然な希望はありました)を考えました。
ちなみにほぼイラストはご担当の渡辺様に作成いただきました。当初は弊社で作成する話もあったのですが、自社のことや建物の特徴を知っているということ、イラストが描けるということで渡辺様にお願いすることとなりました。
「木は揺れて、軽トラはこういう動きで・・・」
「この方向に動くなら、こういったイラストもほしい・・・」
動きを想定して、こんなやり取りを渡辺様とさせていただき作り上げていきました。
メインビジュアルのアニメーションが印象的なものになっていますが、スクロールした際に葉っぱが揺らいで出現する動きをコンテンツのセクション間に配置することで、視覚的なメリハリを与えコンテンツの視認性アップを狙っていたりします。
アニメーションは印象深くうつったり、演出面でも効果的になりますが、全ての要素を動かすのではなく目的に応じて最適なアニメーションをつけることでサイト全体がよりわかりやすくなります。細かい部分ですが、こういった演出面も取り入れたサイトになりました。
お客様からの声 (Web担当者:渡辺様)
Webサイトが公開されて1年。担当の渡辺様に当初のお気持ちや公開後の感想などなど伺ってみましたのでご紹介します。
Re:designに発注を決めた理由
制作中に感じたこと
少しの工夫で、そのものの魅力や込められている想いの伝わり方がこんなに変わるんだと驚きがありました。 「TaiShoDoに来ると楽しい、ワクワクする」という魅力を伝えたいと思った時、当初は「イラストをたくさん配置すれば賑やかになって、楽しい雰囲気がでるのでは?」と考えていましたが、試しに自分でイラストを配置してみると「賑やか」というより「うるさい」印象で、この方法では伝えたいことや魅力が上手く伝わらないと感じました。 そこで、増子さんにご提案いただいたのがイラストにアニメーションを付けるという工夫でした。 実際に、アニメーションが付いたものを見たとき、伝えたかった「ワクワク感」がドンピシャに伝わってきて、少ないイラストでもアニメーションを付けることで、伝わるイメージがこんなに違うんだ!と感動したのを覚えています。 他にも、フォントやボックスの角を丸いものにしたり、全体の色を淡いものにしたり、たくさんの工夫がまとまって「TaiShoDoらしさや魅力が伝わる」ホームページが完成したのだと感じています。
公開後の感想
大変ありがたいことに「ホームページを見て来たいと思っていた」と言ってくださるお客様もおり、とてもとても嬉しい気持ちでいっぱいです。 ホームページから、TaiShoDoの魅力や想いが伝わっているのだな~と実感できた瞬間でした。 社内からは「変におしゃれすぎず、親しみやすくてあたたかい雰囲気で、TaiShoDoらしいホームページができたと思う。年代性別に関係なく誰もが気軽に行けるお店というイメージが伝わっていると思う。」などの嬉しい感想をいただきました。 今後も、たくさんの方に「行ってみたい!」と思ってもらえる魅力的なホームページになるよう、お知らせ記事の更新などを頑張っていこうと思います!
渡辺様、丁寧にご回答いただき誠にありがとうございました。
終わりに
CUSTOMER VOICE|TaiShoDo様第一弾として、地元那須塩原市のTaiShoDo様Webサイトをご紹介しました。
Webサイトは公開して終わりではなく、公開してからがスタートです。TaiShoDoさんはお知らせにCMSを実装しており、情報発信を積極的におこなっています。商品入荷情報、イベント情報の他、農業や園芸のハウツー記事もあったりと見応え十分なコンテンツに育っていました。
お客様からもご意見をいただきましたが、今の「お知らせ」というページ名は当時はお店からのお知らせ・・・という意味合いで定義したのですが、新商品情報や定休日、イベントのお知らせという内容はイメージがつきやすい反面、お役立ち情報のイメージは薄いかなと感じました。想定されることをもっと考えて、最適解を提案できるよう精進します。
公開後にお客様とお話する機会はもちろんありますが、こういったご感想をいただき、あらためて制作当初を一緒に振り返るということはありませんでした。私自身もその当時、どういう考えでこういう形にしたかをしっかり振り返ることであらためて気づくこともありますし、自分自身が関わった案件を見つめなおすことで、今の自分へ刺激を与えていければと考えています。
農業、園芸はこれからのあたたかい季節が本番になります。ぜひTaiShoDoさんに訪れてみてください。