「アニメージュとジブリ展」を観てきた
スタジオジブリの原点とも言える雑誌を、みなさんはご存知だろうか?
1978年5月26日・徳間書店から一冊の雑誌が誕生した、「アニメージュ」。
言わずと知れた月刊アニメ雑誌である。
現在でも販売されているロングセラーアニメ雑誌の歴史とスタジオジブリの関係性を、少し覗いてみました。
アニメ情報がより詳しく高解像度で伝わる雑誌
2022年9月17日・福島県須賀川市。
この日、須賀川文化センター 小ホールにて開幕した「アニメージュとジブリ展」
オープンと同時に、この日を待ち望んでいたファンが詰めかけた。
私もその中の一人である。
ところで、私はこのアニメージュという雑誌を一度も見た事がない。
ただ、存在は知っていた。
ちなみにこの雑誌のタイトルの由来は、「animation」と「image」をミックスした造語だそうで、そこから「アニメージュ」になったとのこと。
当時、インターネットなどがまだない時代に、どうやってオタクたちは情報をGETしていたのだろう?と思ったら、まさにこの本がバイブルだったわけですね。
高解像度でアニメ情報が一目瞭然。
人気なわけです。
人気アニメをバンバン紹介
当時のアニメージュは、アニメ全般を掲載する雑誌だけあって、人気作品を多数紹介していた。
その中の一つ「機動戦士ガンダム」
このブースでは模型など使って解説していました。
ここにアニメージュが人気だった秘密があるように思いました。
それは、アニメ作品だけを紹介するのではなく、クリエイターに焦点を当てて、より情報の解像度を上げている点です。
これは、読み手と作り手、双方に喜ばれますよね。
読み手はより詳しい情報を知りたいでしょうし、作り手はより詳しく伝えたい。
その橋渡し役が「アニメージュ」だったと。
スタジオジブリができるきっかけ
ここからはある意味本編である、スタジオジブリ作品の紹介です。
あまり詳しく書いてしまうと、実際に行った時の楽しみが激減してしまうので書かないことにします。
ただ、この展示では、なぜスタジオジブリを立ち上げたのか。
アニメージュとの関わりは?
名プロデューサーの鈴木敏夫さん、そして宮崎駿さんのことなど、スタジオジブリとその作品たちを詳細に紹介していました。
入り口では音声ガイド端末を有料で借りる事ができます。
なんとナウシカ役声優・島本須美さんがナビゲーターとして案内してくれるので、最後まで楽しんで観れますね。
本気で見ようと思うと何時間もかかると思います。
ラピュタは福島にあったんだ…!
という訳で百聞は一見に如かず、12月までやっていますから、ぜひご覧になって味わってみてください。