「油」を運ぶやーつ回想
寒さ厳しい…くない、そんな初冬。
いかがお過ごしでしょうか、辻元気です。
さてさて、そういえば震災の時に横浜から新潟を経由して郡山までガソリン運んでたなと思い出し、どれどれということで、郡山駅に舞い降りました。
- Contents
JR郡山駅構内
眠らない街・郡山。
ここは仙台に次ぐ東北第二の都市。
そんな郡山には、主に首都圏から毎日「油」がやってきます。
ここが郡山駅。
福島県や宮城県などでみられるE721+701系仙台色です。
JR駅構内で入替作業にあたるHD300-12(新鶴見機関区所属)
本日のメイン
こちら、EH500-77+タキ1000形たち。
既にここの配線がエロい。
いよいよ出発。
くねくねしながら進んでいきます。
軽い滑り出し。
まぁ、貨車の中は空なので、軽いです。
郡山駅発ではありますが、首都圏からもってきた油(ガソリン)は郡山駅の北にある日本オイルターミナル郡山営業所のタンクに降ろされて、ここら辺の地域のガソリンスタンドに配られます。
まさに、地域の原動力になっているんですね。
素晴らしい。
東日本大震災の時の対応
さてさて、話は東日本大震災の時に遡ります。
まずはこちらの記事をご覧ください。
- JR貨物、横浜―郡山の石油専用列車を運行(2011年3月23日 14:37)
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDD2303W_T20C11A3000000
震災時、東北地方ではガソリンが枯渇しました。
東北は車社会ですから、ガソリンがなくなると死活問題。
それを復旧させるためにJR貨物が「緊急燃料輸送」頑張りました。
ニュース記事にある通り、一度に1200キロリットル運びます。
これは街中で見るような20キロリットルのタンクローリー60台分にものぼります。
まさに、走るパイプラインですね。
北東北は盛岡貨物ターミナル駅が、南東北はここ郡山駅が拠点となりました。
横浜から20両で来た貨車は新潟で10両づつにわけられ、会津若松を通る難所の磐越西線へと挑んでいきました。
こちらの記事にある通り、ベテラン運転士が任務に携わりました。
本当に素晴らしいと思います。
【被災地へ 石油列車】機関車解体、ベテラン運転士減少 非常時の物流支援に課題 (1/3ページ)
https://www.sankeibiz.jp/business/news/170731/bsd1707310500001-n1.htm
そんな戦いがあった郡山駅、今もなお毎日、首都圏と東北は繋がっているんですね。
まとめ
たまには震災の時を振り返ってみるのもいいかもしれないね。